2018-11-08

話題のinsta360 ONE Xを簡易レビュー

業務の記録用として購入した話題のinsta360 one xが届きましたので、購入後から現在までに気づいた点を簡易的なレビューとして書いてみます。



2018/11/05

宅配便受け取り。

忙しくて手を付けず。



2018/11/07




まずは箱を開けてinsta360 ONE Xを取り出し、電池を入れて満充電。

パッケージはオシャレです。最近の中国メーカの製品は本当に変わりました。



ネット上の他の方々のレビューで綺麗に取れた写真をアップしていると思いますので、ここでは省略します。



ちなみに、この手の製品の電池は後々、使用時間や容量が少ないとか、燃えそうな感じの偽物だらけになるので最初のうちにオフィシャルサイトから2個くらい

追加で買って密封保存しておこうかと思います。



insta360 ONE X(以下、ONEX)のパッケージにはスマホとの接続用に3種類のケーブル・・・具体的には、

・MicroUSB-----MicroUSB

・MicroUSB-----iPhone用 Lightning

・MicroUSB-----Type C

の3種類が同梱されていました。



さらにPCとの接続用には、

・USB Type A--------MicroUSB

※(USB Type A=よくある普通のUSBポートに刺さるもの)

という合計で4種類のUSBケーブルがついてきています。



ONEXの本体にはマイクロUSB端子があります。

さて、ここからが苦戦の始まり。



1.まず、最初のつまづき。



MicroSDカードがONEX本体に入れにくい。

スプリングを突破して「カチッ」となるまでにならない。



仕方ないので慎重にMicroUSBカード端を爪楊枝の尖った方で押してカチッとなるまでハメ込みました。

この辺は、昔の山寨携帯とは一線を画す小米の端末などと比べて、まだまだ一部に山寨の香りがします。



2.そして次のつまづき。



付属のケーブルのうちで、MicroUSB to MicroUSBケーブルが刺さりにくいっていうか刺さらない。



ONEXとPCとつなぐ方のケーブルは問題なく刺さったのだが、Android端末側MicroUSB端子はもちろん、insta360側のMicroUSB端子でさえ刺さらない。



刺さらないケーブルのMicroUSB端子の下側にある2つの尖ったバネが出ているが、これが堅すぎるっぽい。



無理に挿すと端末側端子を壊しそうなので、手持ちのケーブル2本をニコイチして、



MicroUSB to MicroUSBケーブル



を作って接続。

当たり前ですが、こちらは両側ともスムーズに刺さりました。





3.さらにつまづき?



PC用アプリがまだベータ版。

https://static.insta360.com/software/Studio/Windows/Insta360%20Studio%20for%20ONE%20X%20(Beta)_Winx64_3.0.3_build_20181030.exe



からWindows版のデスクトップアプリ



Insta360 Studio for ONE X (Beta)_Winx64_3.0.3_build_20181030.exe



をダウンロードしてWindows10にインストール。

でも一応動いてる感じで問題なし。



現状のところメニューの言語は英語と中国語(簡体字)のみ対応。

使い方はこれから覚える感じです。



4.さらに、再びつまづき。



GooglePlayのアプリを使えない(当方のスマホの場合の話)。



ONEXを使うため、当方のメイン機のスマホにAndroid版アプリをダウンロードしようと、ハコスコさんのサイトのリンクからGoogle Playの



insta360 ONE X-Simpe,snappy 360 photos&video



のアプリのページに飛ぶと、うちのAndroid端末の シャープ製 SH-M04では、

「お使いの端末はこのバージョンに対応していません。」

となってインストールさえ許されないことに・・・。



insta360 one x をなかなか使わせてくれません。



これ、結構ICT系苦手な人だと厳しいんではないか?

などと余計なお世話を考えました。



仕方ないのでまずはPCからinsta360.comの公式サイトにつないで、公式にアップロードされているapkをダウンロードしてインストールするという方法に挑戦。



Androidスマホ用のapk

http://static.insta360.com/software/ONEX/Android/Insta360One2_Official_v1.0.7_8_20181102.apk

をPCにダウンロード→USBケーブル経由でスマホの内部ストレージにコピー。



ついでに、insta360の公式サイトにONEX用のアップデート用ファームウェアもあったので、そちらもダウンロード。

https://static.insta360.com/software/ONEX/Firmware/20181024_1.15.17/InstaOneXFW.bin



insta360の製品は初めて使うのですが、なんかいろいろとスタートから躓くので、アップデート中にONEXが死んで1枚も写真が見れなかったら嫌だなと思いまして、ONEXで写真を1枚撮ってみました。



→うん、ちゃんと撮れました。見れました。



PCとONEXをつなぐとUSBストレージに見えて、普通にPCにコピーできる。

というわけで、作業の続き。



insta360公式サイトからダウンロードしてスマホにコピーした野良apkファイルを試すため、SH-M04の設定で、



「提供元不明のアプリのインストールを許可する」

(基本的にはマルウェアなどに感染するリスクがより高くなるので、この設定にするのはお勧めしません。出所が比較的はっきりしてるapkなので試したものです。例え一時的に設定しても元に戻すべきかと思います。)



にして、insta360のサイトからダウンロードしてきたapkをSH-M04にインストールしてみようとするも、

「インストールは完了していません」

というエラーが出てインストールできない。

万事休す?



とりあえず、SH-M04ともつなげないし、アプリも入らないし・・・ファームウェアのアップデートでもしてみるか、などと休憩がてらファームウェアアップデートしました。



ざっと読んだところONEXのマニュアルにもファームウェアアップデートの方法は書いてない気がしますが、この手の機器はおそらくこんな感じだろう・・・ということで、ONEXをUSBケーブルでPCにつないでUSBストレージとして認識したMicroSDのルートフォルダに



InstaOneXFW.bin



をコピーして、USBケーブルを抜き、ONEXの電源を再起動、起動後に大きなボタンを長押ししていたらFWウェアアップデートが始まりアップデート完了。

(ボタン操作は関係ないかもしれません。たまたまうまくいっただけです)




受け取り時点のファームウェアバージョン:V 1.15.12

アップグレード後のバージョン:V 1.15.17

となりました。



5.まだまだつまづく。

insta360 one xのWiFiがつながらない!

・・・というのはショッピングサイトのコメントなどで見かけますが、いろいろ試してみた結果うまくいったのと、これらの「WiFiがつながらない」コメントの結果になるいくつかの流れが見えた気がします。



原因1:スマホのWiFiが5GHz帯域の無線LANに対応してない場合。

1つめ、かつ最初にに考えられる原因です。



insta360 one xは公式サイトのスペック表記にもありますが、無線LANは男らしく5GHz帯しか対応してないようです。

ただ、現状の日本語マニュアルにはその記載がないように見えます(まだ読み込む時間がないため、見落としかもしれません。ごめんなさい)。



「5GHz帯しか対応してないようです」、と書いた理由は、公式のスペック表記および最初にテストしたSH-M04が2.4GHzしか対応してない上に、おそらくAndroid OSのバージョン等の問題もあって、ONEX用アプリのインストールすらできない状態ではSH-M04では試せないためです。





原因2:端末をアクティベーションしてない。

2つめに考えらえる原因はこれかもしれません。

ただ、以下の手順を行うにはそもそもスマホ側はOTGに対応していることも必須になります。



OTGとはなんぞや?→Google先生





もう1つの手持ちである同じくシャープ製のSH-M07は、SoC自体はinsta360が推奨してるより性能が低いSnapdragon 630ですが、OSのバージョン等は条件を満たしているからか、ハコスコさんからリンクされているGoogle Play上にアップされているinsta360 ONE X 用のアプリのインストールはできました。



ちなみに、Insta360 one xで推奨している最小構成ですが、

Androidについては以下の通り。

・ USB OTGをサポートしていること。

・ SoC: Qualcomm 653 / Qualcomm 820 / Kirin 950 / Exynos 8890 またはそれ以上。

・ Android 5.1以上。

・ RAM 2GB以上。



となっています。あれ?SH-M04はWiFiが2.4GHzのみ対応とSoCがSnapdragon 430であること以外は満たしてる気も・・・まあアプリのインストールすらできないので、有線でも使えないのですが・・・もしつながっても静止画のプレビューとシャッターくらいしか使えなさそう。



・・・という話はこっちに置いておいて。



最初からSH-M07で試しておけば前半のつまづきの下りはなかったかもしれません。

SH-M07の方のWiFiは、先につまづいたSH-M04と違って5GHz帯も使える機種です。



(※ちなみに、先にSH-M04をつかってみたのは、スマホからONEXをどのように制御してるのかがONEXのマニュアルを読んでもよくわからないので、ONEXのWiFiは公称で5GHzのみ対応っぽいけど、2.4GHzもこっそり対応してないかなとか、カメラのライブ映像が映らないだけでBLE4.0だけで制御できたりしないかな?と期待を込めて試したという部分もあります)



アプリがインストールできた後、ONEXアプリの指示通りにSH-M07で5GHz帯でONEXを探してみましたが、SH-M07に近寄っても離れても、一向にONEXのSSIDは認識できませんでした。



手動でONEX上に表示したSSID(ONE X xxxxxという形式)を入れてみましたが、やはりダメな模様。



ONEXの設定を眺めてみると、

黒丸の中に「!」マークのメニューの中に

USB:iOS

という項目があり、これを

USB:Android

に切り替えてみました。

どういう動きをするのかは後でマニュアルを見てみます。



このカッコ内は2018/11/10追記:これでUSB:Androidに切り替えるとうちのWindows10が入ったDELLのPCではUSBマスストレージとして認識しなくて、接続したUSB機器が認識できない旨のエラーになります。ONEXの設定上でUSB:iOSに設定しなおすとすぐにPCから認識してファイルコピーもできるようになります。現バージョンのV 1.15.17では再現性あり。この操作をしても映像や写真が消えたりはしてないです。)



さらに、むむむ?と少し悩んでみた後に、とりあえず今度はUSBケーブル(ONEX付属のMicroUSB to USB TypeCケーブル)で ONEXとSH-M07を繋ぎ、SH-M07上にインストールしたONEX用アプリを起動して有線接接続してみたところ・・・



端末をアクティベーションしますか?



とSH-M07上のアプリ上に表示されたので、(確か、「はい」だったような・・を選んで)アクティベーションしたところ、無事有線ケーブルでの認識して使用できるようにはなりました。



この後、「もしかして・・」と思い、USBケーブル接続を外してから、もう1度でなく4度目くらいのお試しであるSH-M07のWiFi設定から再々再度、ONEXのSSIDが見えるか試したところ、あっさりとSH-M07からONEXのSSIDが見えるようになっており、無事WiFiでも接続できるようになりました。



というわけで、有線でも無線LANでも接続完了して使えるようになりました。



おおっ・・・360度カメラすごい。画質も思ったより綺麗・・などと軽く盛り上がったところで本日は終了です。

「空間を記録する」

とも言われる理由が少しだけわかりました。



いろいろと付属マニュアルには書いていない手順でしたが、一応繋がりました、ということです。




ただ、正直、SH-M07では一応つながるし、使えると言っても、やはり快適性とは程遠いですね。静止画のプレビューや360度ビューはまだしも、動画はSH-M07のローカルにダウンロードして再生してみてもカクカクでキツイ感じです。




どうも他にもマニュアルに書いてないとか日本語に訳されてない操作や見落としている情報がありそうですので、時間を見て中国語からの情報を探したいと思います。